東京都庁で希望の配属先にいく方法と採用面談のコツ【出先機関?本庁?】

都庁の配属と採用面談

採用面談のコツ

面談のイメージ

ここまで、都庁の本庁・出先それぞれの配属イメージについて説明してきました。

次に、その配属に影響する、採用試験合格後の最終面談について解説します。

この面談は、都庁の採用試験(筆記・面接)に最終合格した人に対して行われるもので、正確にいうとここで合格判定が出て初めて正式な「内定者」になることができます。

というのも、採用試験の面接は都庁の管理職(課長以上)が行い、都庁職員としての資質を判断しますが、最終的に採用の意思決定は「東京都人事委員会」という部署が行うことになっており、その人事委員会が採用候補者に対して行うのがこの最終面談だからです。

ただし、ここで落とされることはほぼなく、よほどふざけた受け答えをしない限りはまず大丈夫です。

内容としては、改めて志望動機や過去の経験、併願状況などを訊かれ、入都の意思を確認されるとともに、簡単に配属の希望が問われる形になります。

ここでポイントとなるのは、この記事で述べてきた通り、基本的に新規採用職員の配属は出先機関であり、中でも都立学校や都税事務所が多くを占めるため、これらとの親和性を少しでも感じさせると、そのままそこへ配属される可能性が濃厚であることです。

例を挙げると、学生時代に教育系の企業でインターンをしていたことを語ればまず都立学校に配属されますし、志望動機が税や建設に関するものであれば都税事務所や建設事務所に配属されることはほぼ決定的です。

最初に出先配属になることを意図的に回避するのは難しく、そもそも現場を学ぶという意味で意義のあるフェーズでもあるので、是が非でも本庁に配属されたいとこだわりを持つことにあまり意味はありませんが、工夫できるポイントがあるとすれば、出先機関と紐づくような内容のことは面談では徹底的に伏せることです。

その上で、特定の本庁部課との親和性が極めて高いと判断されれば、希望通りに配属される可能性が出てくると思われます。

都庁の採用面接のレポート

都庁の面接で実際に訊かれた質問をのべ152個まとめた記事をnoteで公開中です。

都庁志望の方にはかなり役立つ内容かと思いますので、ぜひご覧ください。

この記事が、みなさんの都庁受験に役立てば嬉しいです。

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