東京都庁と特別区の違いを元職員が解説【組織・仕事・採用】

東京都庁と特別区(23区)の違い

東京都庁と特別区の採用の違い

東京都庁の特別区では採用の仕組みに大きな違いがあります。

都庁は採用区分が多い

特別区では新卒が対象になる事務職員の採用枠は1類と3類の2つしかありません。

それに対して都庁では、新卒が対象になる事務職員の採用枠が1類A・1類B(一般方式)・1類B(新方式)・3類と4種類もあります。特別区との差分としては、大学院卒相当の1類Aと、筆記試験の比重が低くプレゼンテーションやグループワークなどによる人物評価中心である1類B(一般方式)が存在する点が当てはまります。

複数ある枠から自分に合ったものを選ぶ余地がある点、そして組み合わせによっては併願できる点が、都庁の特徴と言えるでしょう。

特別区は区単位ではなく23区全体の枠で受験する

特別区は23区から成りますが、受験の窓口は23区全体で統一されています。まずは共通の筆記試験と面接試験を受けて、それに合格することで採用候補者名簿に載り、その後に各区の面接を受けて最終的な内定を得るというフローになっています。

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