東京都庁で希望の配属先にいく方法と採用面談のコツ【出先機関?本庁?】

都庁の配属と採用面談

出先に配属されるパターン

出先のイメージ

はじめに、みなさんが入都した際に配属される確率が高い「出先」について説明します。

新規採用職員が配属される出先の代表例は下記の通りです。

  • 都立学校の経営企画室(事務室)
  • 都税事務所
  • 水道局・下水道局・建設局・交通局の出先事務所

それぞれ解説していきます。

都立学校の経営企画室(事務室)

東京都立の学校には経営企画室という部屋があり、ここで学校で使う教材や道具の購入に関する事務手続きをしたり、生徒の学籍の管理などを行なっています。

いわゆる事務室になります(実際、昔は正式名称も「事務室」でした)が、こちらで働いているのは実は都庁の職員です。

正確にいうと、昔は「学校事務採用」という専門の採用枠があり、学校に配属されるのは学校事務として入都した職員に限られていたようですが、現在ではその枠は無くなり、通常の「行政」の採用枠から充当されています。(2019年現在においては、50代中盤以降のベテラン職員は学校事務採用で、それ以下の年代が行政職採用と、所属している職員の採用区分が混在しています。)

主な仕事内容は学校で使う道具の購入手続き(内容の妥当性を検証し承認の印鑑を押す・金融機関に行って費用を振り込む等)や、窓口業務(書類の発行のために学校に訪れた保護者に接遇して、書類を印刷・発行する等)になります。

かなり地味な仕事にはなりますが、その分余裕を持って働くことができ、基本的には毎日全員が定時で退勤しますし、有給も月に2回くらい取ることが可能です。

注意点としては、都庁の出先機関の中でも最末端になるので、一般的な都庁の業務とルールが異なる部分も多く、そのうえ異動するまでは身分も学校事務員扱いになってしまうことです。

非常にホワイトである一方、入都前とのギャップが大きく、それが原因で精神を崩してしまう新規採用職員もちらほらいるようです。

興味がある方は、都庁職員が学校事務に配属されるケースについて詳しく解説した記事もご確認ください。

都税事務所

都税を扱う専門の事務所で、23区にはそれぞれ一つずつ存在し、その地域に暮らす都民の税金周りの業務を担当します。

大枠でいうと窓口業務とバックオフィス業務の二種類が存在し、直接都民対応を行う担当と、裏方で税金の管理を行う担当に分かれています。

都立学校と同様、職務内容は地味ではありますが、あくまで都庁の一部という扱いなので、学べる仕事の進め方も(都庁の中で)汎用性がありますし、直接都民と関わることで良い意味で「現場を知る」ことができ、出先としては比較的人気のある職場です。

水道局・下水道局・建設局の出先事務所

割合としては上述の都立学校・都税事務所が多くを占めますが、そのほかにも水道局・下水道局・建設局の出先事務所に配属されるケースも珍しくありません。

基本的な業務内容は窓口あり・バックオフィスありと都税事務所と変わらないのですが、大きく違うのはこれら3つは理系メインの部署ですので、土木などの技術系職員が大半を占める職場に身を置くことになります。

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