都庁の教養試験対策を元職員が解説【ボーダー足切りを避ける方法】

都庁の教養試験対策

都庁の教養対策1. 資料解釈・文章理解・英文理解・判断推理は満点を狙う

都庁の教養択一の中で特に簡単なのが、資料解釈・文章理解・英文理解・判断推理です。以下でそれぞれ解説します。

資料解釈

資料解釈は細かいグラフなどが出てきて一見するととっつきづらいですが、実際に解いてみると非常に簡単です。基本的にはグラフや表に書いてある数値を素直に読み取るだけで正答できます。焦らず冷静に資料に当たれば十分満点を狙えるでしょう。

ただ、中には軽い引っ掛けがあったりします。なので、ある程度解法パターンは頭に入れた方が無難です。読み取りに自身がある方は、公務員試験の過去問をこなせば十分でしょう。もう少し丁寧な解説が欲しい場合は、メジャーな畑中敦子の資料解釈の最前線! をやればさらに安心です。

文章理解

文章理解に関しては対策は不要でしょう。なぜなら、専門知識も解法パターンの記憶もいらず、書いてある内容を純粋に読解すれば答えられる範囲だからです。都庁を受験されるみなさんの理解力をもってすれば、通常、満点を取れるはずです。

英文理解

英文理解も満点を狙いたい科目です。平易な文章で、大学受験などで英語をある程度勉強した経験がある方にとっては容易い問題です。

MEMO
ただ、英語の勉強をほとんどした経験が無いという方は、思い切って他の科目に振り切った方がよいかもしれません。文法や単語の基礎が無い状態からはじめるとなると、問題を解けるようになるまでかなり時間がかかってしまうからです。その場合は、数的推理や自然科学など比較的他の受験生が落としやすい科目で満点を狙う必要が生じます。

判断推理

判断推理は資料解釈・文章理解・英文と違い、満点を取るのに手間がかからない科目ではありません。たくさん問題を解いて、主要な解法パターンを網羅的に頭に入れる必要があります。

ただ、逆に言えればそれさえできれば十分満点を狙える科目です。理解系の科目の中では努力が報われやすいと言えます。

対策としては王道の畑中敦子の判断推理の新兵器! を使って解法パターンを頭に入れた上で、過去問で演習するのがよいでしょう。

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