都庁の教養試験対策を元職員が解説【ボーダー足切りを避ける方法】

都庁の教養試験対策

都庁の教養対策2. 人文・社会・自然科学はメリハリが重要

人文・社会・自然科学は「確実に取る科目」と「完全に捨てる科目」のメリハリが重要です。

これらは各科目の中でさらに「歴史」「経済」「物理」などに分かれていきますが、それぞれ1問ずつ(人文科学のいずれかのみ2問)しか出題されません。つまり、その1問のためにある程度広い範囲に渡り勉強をする必要があり、なかなか大変です。

さらに、人文科学と自然科学は基本的に高校の授業の範囲から出題されます。なので、大学受験で使った科目なのかどうかで大きく習熟度に差がついていることが多いです。

以上を踏まえると、元々の得意科目は確実に点を取れるようバッチリ準備して、ほぼ学習したことが無い科目は2科目程度までなら完全に捨てた方が効率がよいと私は考えています。

文系ならば人文科学を万全にして自然科学は2科目ほど捨て、理系ならばその逆の対策をするのがおすすめです。例えば私は文系だったので、歴史・文化・地理は点が取れるよう対策をし、自然科学は生物と地学のみ勉強して化学と物理は捨てました。

社会科学の「法律」「政治」「経済」は公務員試験の専門科目の対策をしていればカバーできるので、文系・理系問わず点を取りたい部分です。

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